管理人・白野 識月<シラノ シキ>の暴走度90%の日記です。 お越しのさい、コメントしてくださると嬉しいです。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
最新コメント
[07/12 愛里]
[06/30 愛里]
[06/29 愛里]
[08/07 kazu]
[07/09 和葉]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
白野 識月
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

受験前最後の小説アップです。
いや、あの、余裕とかじゃありませんよ。毎日毎日ちょっとした時間にうってたんです。塵も積もれば山となるんですよ。

数学の応用が全然出来ません。コレやばい。
だからこそ大詰めである来週は死ぬ気で勉強します。

それでは一応、バレンタインネタ。













人もをし 人も恨めし あぢきなく
世を思ふゆゑに 物思ふ身は





粉砂糖





カラカラカラ、古く軋む窓を開けてみるとうっすら、雪が積もっていた。
ハァァ、と吐いた息は見事に真っ白で、それを見て漸く寒さが体を襲った。天気予報じゃ暖かい一日になるでしょう、なんて言っていたのにどこが暖かいんだと何の罪もない天気予報のおねーさんに八つ当たりしてみる。彼女だって、渡された資料を呼んでいるだけなのだろうに。

ホワイトデーはバレンタインのチョコのお返しの日だ。ならば、雪が降り積もったバレンタインデーは何と言うのだろう? ただ、“ホワイト”をつけるだけなのか、それともクリスマスみたいに特別な呼び方が無いのか。

思考も大分スムーズになったとこで窓を閉め、布団に戻り、足に布団をかける。
やっぱ冬場は冷気を浴びれば一発で目が覚めていい。目覚ましをセットしても無駄な私は、大抵は無能な上司に起こされる。朝一で会うには不快な奴に起こされるのは気分いいものではない。


そろそろ、今日もまた来るだろう。


ギシッ、ギシッと規則的な間隔をあけ耳に届く足音は、この部屋の前で止まった。

「起きろー………って起きてたか」

「当たり前でしょ。こんな時間ですよ」

「いつもは起きてねぇだろ、お前」

呆れたようにそう言った後、ここからが本題だとでもいうように土方は咳払いし、表情を改めた。

「何ですか」

「今日、バレンタインだよな」

「………だから?」

どことなくそわそわしているのはその所為か。

理由はわかっているけれど、わざと未だわからないふりをして聞き返す。
チョコをあげる気なんて、さらさら無いから。

「チョコくんねぇの?」

「当たり前。あんたなんかにあげたらチョコが腐る」

「上司に向かってその言いようはねぇだろ。だから、“普段お世話になってますぅ”って義理チョコとかさ、」

「ありえませんね」

実をいうと、少しは悩んだ。やはり常識的にあげるべきだろうかと。常識的に─────つまり、“普段大変お世話になっている”人にはあげようかなと。
だから、近藤さんのは用意した。
チロルチョコの詰め合わせだけれどそれでも、きっと喜んでくれるだろう。きっと、“ありがとう”と温かな笑顔で受け取ってくれる。
で、問題は土方だった。世話になっているとは一切思わない。けれど“上司”という肩書きが向こうにはある。それだけでお世話になっているような気さえしてきてしまう。実質的にはそんなこと無くても。
というわけで散々悩んだ。


が、結局は買わなかった。

「お前…本当………ありえねぇだろ…」

「そうですかね?」

脱力し、くったりと障子によりかかる土方を見て何故そこまで凹むのか不思議に思う。私から貰えなくても、そこの団子屋の娘とか、薬屋の前に住んでいる娘とかから貰えるだろうに。


─────ああ、そうか。
どうせ今年もまた、新八とかとチョコの数を競っているのか。
去年は新八が惨敗し、一週間近く罰ゲームで猫耳をつけさせられていたような気がする。
くだらない、と思うけど傍観しているのは面白い。今年は土方が負けるといいのだけど、多少なりともモテる土方が平凡な人間である新八に負けるはずがない。
どうにか、手をうたねば。

「土方さん、チョコの数私と勝負しません?」

「…いきなりどうした」

「猫耳つけて巡回してる土方さんが見たくって」

「俺が負けるの前提の提案だよなソレ。誰がやるか」

「私が負けたら何でもしますよ。チョコくれっつうならあげるし、土方さんの靴に画鋲仕掛けたこととか、真夜中に目覚ましかけたこととかも謝ります」

「やっぱお前だったんだな? あの地味な嫌がらせの数々は。……仕方ねぇ。やってやるよ」

絶対に勝つ自信がある。
だからこその提案に易々とのってしまう土方は俗っぽくて浅はかで、この人らしい。“鬼の副長”なんて呼ばれて畏れられたりしているけれど、私から見たら誰よりも優しくて、何をしても最終的には甘受するただのお人好しだ。だからこそ、冷徹になりきろうとしている。……できもしない、ことを。

「土方さんは私らの中で一番脆い」

「はい? いきなり何言い出してんのお前」

「なんとなく」

だからこそ、私はこの人と喧嘩しながらも毎日毎日懲りもせず言葉を交しているのだ。脆くて弱い自分を晒けだそうとしない、この人だから。





#99
PR
もし、あの時ああしていたら─────。
と思うことは誰しも一度はあることです。その後悔の対象が、どんな些細なことであろうとも。



で、私は大きな分かれ道にぶつかる度に、ある一つのことについて考えます。
『もし、あの時、あっちを選んでいたらどうなっていたのだろう』
と。
小さい頃に一度、大きな分かれ道にぶつかりました。もしもあの時、違うほうを選んでいたなら、今此処に私はいなくて、今いる友達も別人で、小説も書いていなかったかもしれません。
それほど重要な二択だったのです。二択というとみみっちく感じますが。



どっちが幸せなのだろう。

人は悩むとき、自他の幸福や利益と秤にかけます。
そして、よりよい方法や道を選ぶのです。
ですが、未来のことはわかりません。子どもならば尚更の事。今、自分の中で嫌だな、と思うことを遠ざけてしまいます。………まぁ私はですがね。
拙い頭で必死に出した結論に間違いがあるとは思いません。間違い自体、無いこともありますけどね。

だから余計に私は思うのです。私じゃない、もう一つの道を選んだ“私”と此処にいる私、どちらのほうが幸せなのだろうと。
もしも、と今更どうしようもないことを思ってしまうのです。

とある小説で誰かが言っていたのですが、『もしも私が此処にいなくても、誰かが今の私と同じ人生を歩む。』という考え方に納得しました。その言葉を言った人の人生はあまりに空白で、自分以外の誰かにこんな空っぽな人生を歩んで欲しくもないとも言っていた気がします。


なので私は勉強しなければなりません。今の積み重ねは“過去”になり、そして“未来”にも繋がってしまうからです。空白な人生を送らない為にも、勉強しなければ…………。




社会以外やる気が起きません。どうしよう。
時間を自由に操れたら、私は未来なんかどうでもいい。過去へ行く。
と小説読んで思ったのですよ。

『彼女は未来が欲しいと言った。彼は過去が知りたいと思った。』
誰か知ってます?
今年は雪がたくさん降りますね。私的には嬉しいけれど、そういう日は転びそうで怖いです。間抜けな人間なもので。

最近、とっても一日一日が充実してます。やっぱ勉強してばっかりだからでしょうか。
一日という限られた時間を、無意味にぼーっと過ごすんじゃなくて、活用して少しでも多く知識を蓄え、自分の世界を広げることのできる勉強は素敵だと思います。だから勉強は嫌いではない。
だけど、解けない問題と対峙した時は嫌になります。だって解けないんだもん。
昨日は前期選抜合格発表でした。

残念ながら不合格。

というかそれよりも雪が凄かったです。家の前にそれなりに急な坂があるのですが、雪が積もってしかも凍っていまして。滑ったら死ぬんじゃないかと思いながらドラえもん歌いつつ坂を下りましたが。
やはり滑った。
でも、その坂じゃなくて横断歩道でです。危うく横断歩道の真ん中ですっ転ぶとこでした。危ない危ない。

で、落ちてしまったので更新が遠のきます。亀の歩みが蟻の歩みになりますね。
恵方巻き食べました。
直径15cmぐらいのを。鮪のだったのですが、結構飽きました。三口食べた辺りで。やっぱり安くても普通のがいいですよ。


さてさて。
いよいよ明日、前期選抜合格発表です。
まだ緊張してません。今日もまたゲームしてましたから。でもなー。受かってるかな?落ちてたらどーしよ。いや、落ちる確率の方が高い。
…………テストの点数どうなんだろ。



それでは節分ネタです。
うわ~緊張してきた……。












これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関





鬼の微笑





「ひっじかったさーん」

呼ばれて振り返れば、満面の笑みを顔に浮かべた沖田が縁側を走って来ていた。

嫌な予感がする。

慌てて去ろうとするが、時既に遅し。背中を向けた途端、後頭部や背中に無数の痛みを感じた。
地味に、痛い。堪ったストレスが爆発する痛さだ。

「っにしやがんだてめぇっ!!」

「背を向けて逃げるあんたが悪いんでさァ」

「逃げてなんざねぇだろ!!」

ただ、普通に歩いただけだと言っても沖田は聞かないだろう。常日頃の経験からそれはよく分かっている。
子どもの頃から変わっていない、そんな我が儘で自分の思い通りに事を進めようとする純粋な気持ちが、土方には懐かしくて羨ましい。
世間一般の“大人”じゃそんなことは出来ない。
“正義”を掲げ堂々と悪事を行う奴らが沢山いすぎて、綺麗なままじゃこの世の中を生きていけない。だからこそ、一年、十年後も今のままの無邪気さを失わないでいて欲しい。
そう土方や近藤が思っているからこそ、沖田は甘やかされていると皆から言われるのだが本人たちは聞きもしなければ気付きもしない。

「まァ、いいから相手しなせぇよ。どうせ、あんた今日非番だろィ? 豆撒きくれぇ」

「豆撒き…? 今日は節分か?」

「あんた毎日カレンダー見てるくせに気付かなかったんで? あんたのかあちゃん何人だ?」

どこかのアイドルの曲のタイトルを、からかう口調で沖田は口にした。
その途端どこからともなく豆が山盛りにされた升を持ち山崎が現れた。そういや、あのアイドルのファンだったなと思い至る。

「副長が人間なはずないですよっ!! 人間なら、あんな気持悪い程マヨネーズ……」

「オイ山崎、何か言ったか」

「いえ……」

「ってか何でお前も豆持ってんだ…」

豆撒きの準備万端な二人を前にし、何でこうもノリノリなんだこいつらと疲れを感じる。
文化を大切にするのはいい。正月、節分だとかいった風習を行うのは悪いことではない。
だがしかし、と土方は思うのである。
沖田が尊んだり楽しんだり率先して取り組む行事は、必ずといっても過言ではない程土方は被害を被る。
例えば、バレンタインである。何年前かは忘れたが兎角、土方は沖田から『日頃の感謝』と言われチョコを受け取った。土方は感動した。『こいつにも、感謝の気持ちが芽生えたのだ』とそう思った。
だが、食べてみたら酷かった。強力な下剤入りだったのだ。油断をしていたわけではない。が、“沖田から貰った”物を食べてしまったのは自分だ。沖田を責めても、『油断した方がいけねぇや』とかケロッと言いそうだと、文句も言わず便所に閉じ籠った。
あれから何年か経ったがそれでも俺も総悟も成長していない。

「近藤さんに提案したら快く了承してくれやした。だからいいだろィ? 鬼が豆投げつけられんのは当たり前ですぜ」

「鬼じゃねぇっつーの!! だからいい加減止めてくんない!? てめー、ただ単に俺に豆投げつけて楽しみてぇだけだろっ!!」

「勿論、そうでさァ」

賞賛したいまでに颯爽と言い切られ、予想通りではあるが、溜め息を吐かずにはいられない。
ここまで自己中な人間になれれば、何も苦労は無いのだけれど。

「ほら、泣いて逃げなせぇよ」

「誰が泣くか」

投げられる豆を避けながら、後始末の事を考える。山崎が全部片付けるにしても、あいつは効率が悪い。沖田に手伝わせたくとも、やらないのは目に見えている。結果的に自分が片付ける羽目になりそうだ。

「山崎も、日頃の恨みを豆にこめなせぇよ」

「…倍返しにされそうなんで嫌ですよ」

豆を掴んだまま話だした二人に向かい、土方は突進した。
投げつけられた豆を拾い握り締めて。

「……沖田さん、鬼が此方来てますよ」

「え? あら本当でさァ。鬼が追い掛けてきちゃ駄目じゃないですか」

「ダメじゃねぇよ!! やられっぱなしでいられっかっての!!」

「山崎、逃げながら豆投げやすぜ!!」

「え…えぇ」

「待てコラッ……!!!!」




近藤が飲み物欲しさに温い自室から出て山崎を探していると豆だらけの縁側で三人が死体のように転がっていた。

「おっ、豆撒き終わっちまったか。………にしてもお前ら本当仲良いな」

疲労をたっぷり顔に浮かべ、力なく横たわる三人組が近藤の目にはそう映るらしい。

「仲…良く………なんか……してねぇよ………」

「ほんと…でさ……。…マジ疲れた…」

肩で息をしつつ答える二人をガハハと豪快に笑いとばし、近藤は床に転がる豆を一粒口に含んだ。
それ、汚いんでは?と山崎は言おうと思ったが呼吸もやっとなほど疲れていて声も絞り出す事が出来ない。

「よし、豆食うぞ豆!! 皆ちゃんと拾えよ~。あっ、歳の数しか食っちゃ駄目だからな」

「拾えねぇ………ってか立つのも無理………」

「立て……立つんだ土方…。俺の分も豆を拾いやがれ」

「てめぇの方が若いだろ……」

「ほら、ちゃんと拾えよ!! 食べちまうぞ?」

一人で喜々として豆を拾う近藤に土方は溜め息を溢した。





#10
≪ Back   Next ≫

[37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47]

Copyright c kagerou。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By Mako's / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]