管理人・白野 識月<シラノ シキ>の暴走度90%の日記です。 お越しのさい、コメントしてくださると嬉しいです。
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昨日、横浜中華街へ行ってまいりました。なんか、父の会社の取引先がどうのこうのとかそんなで新年会。家鴨の肉とか鵝の卵とかありました。・・・鵝の卵は口にあいませんでしたが。
そのあと家族でぶらりと。熊猫いっぱいだ~とかチャイナ服だ~とか母と感激していた帰り道。
高速道路で前を走っていた車から砂利が飛んできて窓を直撃したりと色々ありました。

次の更新、いつになるでしょう・・・。
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行って参りました、願書提出。いや、疲れた。約一時間並んでました。ぼーっと、寒いなとか思いながら。
受かれれば、いいのですけどね。
どうなるかは神のみぞ知る。私は努力をするだけです。頑張るぞー!


それでは、季節感ゼロな沖楽。スランプ気味。














自分と同い年だと分かっていたのだけどその背中が酷く小さく見えたのを覚えてる。
ありふれた、始まりの挿話。





雲路の果て





「私、お日様に当たったら死んじゃうアル」

初めてその事を告げた当時から、彼はひねくれていて生意気で我が道を行く子どもだった。

第一印象は良かった。
見た目はどちらかというと整った部類に入っていたし、男の子にしても少し大きめな瞳はこの世界への好奇心が渦巻いていたけれど冷めてもいた。要するに、今まで見た事のあるどの子どもとも違っていた。
変なヤツだったのだ、当時から。

今になって冷静に考えてみる。
ヤツの性格からして、絶対に馬鹿にする非現実的な自己申告だった。
それなのに、馬鹿にせず、彼はこう言ったのだ。

「・・・それって吸血鬼みたくてかっこよくねぇですかィ?」

危うく日傘を落とすかと思った。危ない危ない。真っ白な病院にまた缶詰にされるとこだった。こんなに驚いたのは初めてかもしれない。自分がこういう病気だと聞かされても、驚かなかったから。

そんなコト言われたの、初めてだった。

かっこいい、だなんて。青い空の下、泳ぐことも運動会することさえも出来ないのに。

吸血鬼みたいっていうのは、少しあの頃から大人になった今の私からしては嬉しくないけど、それでも当時は嬉しかった。

「かっこいいアルカ?」

「だって、それってお前が“とくべつ”ってことだろィ?」

「とくべつ・・・」

酷く新鮮な考え方だった。
あのとき、もしも総悟に会っていなかったら、未だこの病に縛られたままだっただろう。


なんで私だけ?


なんで皆は元気なの?


なんでこんな目にあわなきゃならない?


私は何もしてないのに


いつもいつも、胸に渦巻いていた。町を行く人皆に嫉妬していた。恨んでさえもいた。

そんな醜い気持ちを一蹴してくれたあの言葉は、あいつは、私の中にいつもあり続けている。




「か~ぐ~ら~」

相も変わらず丸い双眼が、じぃっと私の姿を写す。

そんな目を、されたって。

「冷えピタはやらないネ。風邪引いてる私だけの特権アル」

「特権、ねェ・・・。夏風邪は馬鹿だけが引くんですぜ? 馬鹿にそんな大層なモン必要ねぇだろィ。こちとら暑さに脳味噌やられそうなんでィ。とっとと渡しな」

ベッドに頭を乗せ機嫌の悪そうな表情で私の額にある冷えピタを取ろうと手を伸ばす。
その手をパンと払おうするが、あまりの暑さに動く気力も萎え、振り上げた手の力を抜く。重力に従い落ちる腕が運よく沖田の手に当たった。
その衝撃に頭の螺子が吹っ飛んだのか、何の脈略もないことを、彼は口にした。

「・・・吸血鬼って風邪引くか?」

「・・・風邪引いてる人の血を吸ったらなるアル。多分」

「ふ~ん・・・」

自分が聞いてきた癖にその、気のない返事は何だと思う。苦情を言う気も、暑さで失せるから言わないけれど。

暑いのなら自分家で涼めばいいのに。扇風機独り占めにしてアイスでもかじってればいい。

「帰りやすかねィ」

「さっさと帰るヨロシ」

帰ってほしくはない。それでも、この口は憎まれ口しか叩かない。素直な言葉を言える、性格でもないし。

いつ帰るのだろうかと待ってみるけれどいつまでも帰る気配はない。というか逆に、目を瞑り眠る準備をし始めた。

「おい、寝るなヨ・・・」

「・・・・・・・・・」

病人を見舞いに来といて寝る、ってどれだけ図太い神経してんだヨ。
暑い暑いとわめいていたのに涼しい顔したまま眠る沖田に文句を言おうとし、また止める。
起こしたくないと思った。たまには、寝顔でも拝ませてもらおうかと。いつもいつも、私が寝てる間に来て勝手にひとの寝顔見といてぶっさいくだなァとぼやきやがるから。
だから、決して親切心から思ってるわけじゃない。
だけど安らいでいる寝顔を見て不覚にも心臓がきゅんとなってしまった。


これはもう、重症だ。


それを肯定するように、風鈴がチリンと鳴いた。
明日ですよ明日。願書提出。たかが紙切れ出しに行くだけなのに凄い緊張する。
明日は早く帰ってこれるといいです。
面接練習しなきゃだもの。テスト範囲表も配られちゃったもの。
何このイベントの数々。どうせなら、カラオケとかもっといいイベントを望みます。

明日小説終わらしたいです。
今沖楽書いていまして。終わるかな?終わるといいな。
気付けばもう、15日。あと3日で願書提出、あと13日で前期選抜の面接、あと16日で後期のテストですよ。
あ~やだやだ。

昨日ツバサの19・20巻を買いました。ファイが凄いことになってる上に黒鋼はかっこいいし、サクラ姫が夢の中へ行ってしまった理由もわかった。早く21巻が欲しいです。
昨日言ってた、巫女さんと立花さんが出てくる浅見光彦シリーズの名前思い出しました。戸隠伝説殺人事件です。
あ~。すごくすっきりした。


それでは野球ネタの二話目。一話をアップしたか忘れましたが。














眩しい夏の景色はあっという間に過ぎて、寂しい冬も風に吹かれて過ぎてった。
春が来たら俺の手元から何もかもが消えていた。





SIGNAL





一陣の風が青く茂る木を揺らした。サワサワと篭れ日がざわめき動き、目が少しチカチカする。
手元に何かが当たって視線をそっちに移すとあの人がくれたグローブだった。


─────楽しくなかったわけでは、ない。


俺が、試合で投げて完封勝利したと告げる度に姉上は笑顔で喜んでくれてたし、日々、色んな投げ方を教わって皆と練習するのはとても満ち足りていた。

でも、それも去年の冬までのこと。

「・・・・・・マウンドに、立つ度・・・ある人を思い出すんでさァ」

「ある人?」

「前に組んでたキャッチャーなんですけどねィ、あんたに被って見えて。・・・だから、あそこに立つのは好きじゃない。野球自体は好きですけどね、勿論」

「ふ~ん・・・」

軽い相槌を打ちながらも、目は続きを促す。
別に、俺の野球の始まりとか聞いても意味無いだろうと思うけれど、一歩も譲る気が無さそうで渋々、どう話そうか考える。

「・・・そのキャッチャーのこと話せばいいですかィ?」

「いや、全部ききてーなァ」

面倒くさいな、と溜め息を吐くと小さく笑われ、「話してくれたら甘味奢ってやるよ」と仕方がなさそうにそう言われ少し機嫌がよくなる。


─────全ての始まりは二年前。


「土方、って言うんですけどねィ、そのキャッチャー。そいつと俺と近藤さんは、幼馴染みってぇのかな。兎に角餓鬼の頃からよくつるんでたんでさァ。中学入ってからも、同じ委員会に入ってたんですけどねィ、部活だけ、別々だったんでさァ。俺が帰宅部で土方さんと近藤さんは野球部」

「・・・最初から入って無かったのか?」

「ええ。うちビンボーでしたし、姉上が少し病弱でして。留守中に何かあったら困るし部活とか面倒だし入らなかったんでさァ」

「へぇ・・・」

「・・・んで、中二の梅雨ぐらいかな。ちょうど今ぐらいの季節でこんな天気の、少し蒸し暑い日に、土方さんと帰ってたんですけど、あの人昇降口出た辺りで忘れ物したって言って荷物置いて取りに引き返しちまったんでさァ。・・・そんで、」


暇だった。
ほんの少しでも蒸し暑いのは昔から苦手で、じぃっとしてるとストレスで死ねるをじゃないか、そう思うぐらいだった。
何かして気を紛らわそうと思い、辺りを見回したらちょうど土方さんのボールとグローブが目についた。
流石に昇降口の真横で壁当ては危ないかと思い、少し裏に回ったところの壁に思いきりボールを投げつけた。バコォンと音を反響させ校舎に球をぶつけるのが意外と楽しくて、何度も繰り返して投げていたけど、やはり、飽きがくる。
そこで、“違う投げ方”にチャレンジしてみようと閃いた。

土日に試合があると必ず、土方さんに試合を観に来いっつわれてて、渋々毎回姉上と応援しに行っていた。それで、その時はまだピッチャーだった土方さんをよく見ていた。三年を押し退けてピッチャーの座についただけはある、見事な投球フォーム。カーブを得意とする土方さんはよくそれを使っていた。

見よう見まねで投げれるか。

ほんの興味を胸に、ボールの持ち方を変えてみる。
一呼吸して、ボールを壁に投げつけた。

─────俺の手から離れたそれは、綺麗な弧を描き壁にぶつかる。

これは、成功としかいいようがない。
意外と簡単じゃねぇか。こんなん得意ってそりゃ当たり前だろ。土方さんってやっぱ馬鹿だ。
再び投げようとした刹那、背後から声が聞こえた。

「おい、そこの嬢ちゃん」

背後から聞こえた声に振り返る。声の主は野球部の顧問をやっている生活指導の松平。
辺りを見回すが、俺と、そのおっさん以外誰もいない。

「嬢ちゃんって俺のことですかィ?」

「おう、そうだ。ちょっとおじちゃんについておいで~。大丈夫、変なことしないから」

「見るからに胡散臭いですけどねィ、あんた」

この先生がスケベな事はこの学校では有名だ。それに仕事は適度に手を抜いてるけれどいい先生なのだと土方さんからも聞いたことがある。
俺はこの人と会話した事がないから本当かどうかわからないけれど。

「お前野球やったほうがいいって。才能あるからよ。ちょっと時間くれな」

「なっ・・・!! 勝手に決めねぇでくだせェ!!」

「文句言ってんじゃねぇよ~。おじさんに逆らったら退学にするぞ?」

「そんな権限持ってねぇくせに。第一、俺は土方さん待って・・・」

「土方ならさっきからそこにいんぞ」

えっ。
と振り返れば、壁に寄りかかるようにして土方さんは立っていた。いつにも増しての無表情。
居たのなら言えばよかったのに。そうすりゃ、俺はこの人に捕まらずに済んだのに。馬鹿土方はどこまでも果てしなく馬鹿だ。

「じゃ、荷物持ってこい、土方。お前のポジション変えんぞ」

「はぁ!?何勝手なこと言ってんだよアンタ」

憤慨する土方さんを放り、松平はずんずん歩みを進める。

─────結局その日俺はピッチャーの座に無理矢理つかされ、土方さんはキャッチャーになった。
近藤さんは前からしつこく勧誘してきていたから、俺の入部、そしてピッチャーになったことを喜んでいた。
土方さんも、俺を目の敵にしたような態度をとっていたけれど、確かに喜んでくれていた。俺らは“ピッチャー”と“キャッチャー”である依然に餓鬼の頃からつるんでいたから直感的にわかった。

姉上も皆、幸せだったのに。


全てを狂わせた。



「・・・その日から土方さんと猛特訓して、三日後の試合で見事完封勝利をしたんでさァ。俺らのチーム」

「・・・すげぇな、お前。才能があってもその才能を活かせる奴なんてそういねぇよ。ついてんだな」

「そうですかねィ?」

運が良いのかもしれない。けれど、野球さえしてなければこんな理不尽な思い、胸に抱くことなんか無かったのに。馬鹿みたいにあの人との別れに執着し続けることなんて無かったのに。
結局のところ俺は運が良いわけじゃないんだ、全然。

「で、続きは?」

「言いやせんよ。あんたどうせ金あんま持ってねぇんだろィ? 甘味一品じゃ割が合わねぇや」

「しゃあねぇな・・・」

ぶつぶつと小言を耳に受けながら立ち上がる。
長話しすぎたようで見物してた人々はとっくに自分の練習に戻っていた。

「・・・よし、やりやすよ!」

旦那に話したことで、何故か知らないが胸がスゥッとした。
これからはもうちょっと真面目に野球に向き合えそうな、そんな気がする。
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