明日は妹の入学式です。


正直、私は不安でなりません。
夜、ひとりで二階にもあがれなくて、ひとりで風呂にも入れなくて、シャンプーハット無しじゃ頭も洗えなくて何回注意しても無意味でご飯食べるのが遅い妹が無事に小学校生活を送れるか。
杞憂に過ぎないと分かっているんですよ。
自分のこと棚にあげて心配ばっかしてるわけです。
私はもっと利口だったと思い上がってるわけです。


・・・・・・そして、自分の方が問題じゃないかと思い至るんです。
何時に家を出るか、友達は出来るか、勉強はついていけるか、部活はどうしようか。
悩み事ばっかりです。

だから腹痛になんかなるんですよ。病は気からってね。



そういや、小学校入学式の日のこと、あまりよく覚えていないんですよね、思い返すと。
ひとつ覚えてるのが、自分の席から見える教室の風景、何か言ってる先生、胸騒ぎにも近い実感。
わたし、今日から小学生なんだ。
ぼんやりと思ったことだけが鮮明に蘇ります。
私の入学式は明後日。
帰りに眼鏡取りに行かなきゃいけないんです。