管理人・白野 識月<シラノ シキ>の暴走度90%の日記です。 お越しのさい、コメントしてくださると嬉しいです。
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昨日今日と腹立たしい程の腹痛に襲われました。
今日昼前に病院行ったら風邪からくる胃腸炎ですねって言われました。
胃炎・胃腸炎には何度もなってんですが、腸炎ってのにはなったことがない。あとちょっとでコンプリートなのにな、と思ってた六年前の私は本当に愚かだ。
ああ、本当痛い・・・。
小説書く気もわきません。痛いー(>_<)

気付きゃもうエイプリルフールですよ。小説書かなきゃいけないってのに。
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バスに揺られちょいと出掛けたのですが、華々しかったです。
咲き初めの桜、満開に近い桜、咲き乱れる木蓮にこぶしの花。散ってゆく梅もありました。
綺麗だなァ。
入学式まで持たなさそうだァ。
なんて呑気に考えていました。

にしても、木蓮って神秘的ですね。
あんな細い枝に大きな花がついてるんですよ。アンバランス。不自然極まりない。
それなのに綺麗なんですよね~。





それでは百人一首?百人一首。















命にかえてまで、守りたい人がいますか





滲んだ純白





「俺が代わりに死ねば良かったのに」

久方振りの声は抑揚が無く、こいつから感情という感情全てが流れ去ってしまったんじゃないかと思う程だった。

余命が短いと知ったのがつい数日前で、それから一、二回しか顔を会わせなかった。
それでも、喪失感は拭えないが後悔はあまりしていない。
やれることは全てやれた、そう思う。

葬式の間、涙一つ流さなかったのは俺と総悟二人だけだった。誰からも愛される人だったから皆が悲しむのは当然の事だ。

『養ってくれた人が亡くなったってのに涙一つ流しやしない。これじゃあ報われないってもんだよ。感謝さえできないのかぃ? 恐ろしい子だねぇ。』

知らない中年女性にそう言われても総悟はうつ向き黙ったままだった。その姿に、総悟に文句を言った女は更にまた何か罵り、去って行った。

話さないんじゃない。
泣かないんじゃない。

話せないんだ。
泣けないんだ。

悲しみが、大きすぎて。

煙草を灰皿に押し付け、くゆる煙が空へ消えるのを見届ける。

「・・・死ねば良かったのに、俺が」

無造作に投げ出していた足を曲げ体育座りし、総悟はギュッと足を抱き締め縮こまる。
子どもの頃から変わっていない。辛いことなど感情を胸の内に溜めて、その断片しか表に出さない。

─────何方にも死んで欲しくなんかない。
だから『代わりに死ねば良かった』なんて言わないで欲しい。

欲張りなのだと、分かっているけれども。

「そうしたら、悲しむ人が少なく済んだんでさァ」

「ンな事ねぇよ。俺も近藤さんも・・・とにかく隊士全員とミツバは確実に悲しむ」

「・・・姉上を悲しませんのは気が引けますねィ」

「だろ?」

「───でも、あんたは姉上に生きてて欲しかっただろィ?」

悲しみを讃えた瞳でじっと見つめられ、答えに詰まる。

正直、此方来る前だったら間違い無くミツバを選んでいた。
でも、今は。
総悟は真撰組に無くてはならない存在だ。剣の腕は誰よりも勝っているから、総悟を慕い入隊希望をするヤツだっている。
それに、ミツバの分まで守ると、決めたから。“副長”という立場を利用して。

「何方かなんざ選べねぇよ」

近藤さんにミツバ、総悟には他の誰よりも生きていてほしいと思うから。
その為に自分の死も厭わない。
今は、近藤さんを真撰組を支えなければならないから無理だけれど。

「・・・あんた、不器用過ぎたんでさァ」

「お前も似たようなもんだろ」

どこまでも真っ直ぐな彼女と、表面上は曲がりくねっているけれど、きちんと芯がある総悟。
血なのかは分からない。けれど信念を持っている二人は正反対のようでいて殆ど同じだ。見た目も中身も。

ミツバを好きだった。
そしてこれからも、その気持は変わらない。

その気持の分、余計に総悟を庇護しなければと思うのだが、もう彼は子どもではなく、その上俺よりも強い。

守りたいのに守れなくて、守りたいのに守る必要がなくて。

弱くて強い、俺の想い人。
もう会えないんだと思い知る。

「泣きたいなら、泣きなせぇよ。笑ったりしやせんから」

「泣けねぇんだよコノヤロー」

頼むから、労ったりしないでほしい。
いつも通り生意気な口きいててくれりゃあいいんだ。そうすれば、いつも通りの自分に戻れるというのに。
しおらしい総悟を見ているといたたまれなくなる。

「お前こそ泣きてぇなら泣けば? 大爆笑してやるよ」

「俺があんたの前で泣くなんてありやせんよ」

強がり並べて弱さを隠す。

俺が総悟に似たのか逆なのか。ともかく素直じゃない。

素直な人間だったなら、何も失わずにすんだのだろうか。





#45
あはれとも 言ふべき人は 思ほえで
身のいたづらに なりぬべきかな
今日は妹の保育園の卒園式でした。
保育園でも卒園式とかアルバムとかあるんですね。途中で止めたもんで知りませんでした。

でその間一番下の妹の面倒をみてたのですが、いや~楽だった。

ずっと彼女は眠っていた。

そのお陰で私は喜多善男最終回を集中して見ることが出来ました。
なんかアレ、低視聴率だったらしいですね。私は好きだったけど。





それでは百人一首。ちょいとスランプ。













手に入るのならば、何をも捧げましょう。



そう考えるのは、愚かなのだろうか。





聡明な愚者





「土方さんはどう思いやす?」

文机に向かい頭を抱えている土方に、アイマスクを外しながら沖田は問掛ける。
唐突な問いに、書類整理でストレスが溜っているというのに煙草を吸うことも出来ない土方の鬱憤が更に溜るだろうと見越して。
今月は捕物が多かったから、余計大変なのだろう。こんなに土方が切羽詰まっているのは久方振りだ。

「・・・あのな、俺はお前の考えがわかるわけじゃねぇんだ、問掛けだけされてもわかるわけねぇだろ」

「ったくアンタは本当に使えねぇなァ。廃品回収で持ってってもらわねーと・・・」

「喧嘩売ってんのかコラ。俺はな、てめーみてぇに暇じゃねぇんだよ」

それなら暇人の相手なんざしなければいいのに。俺に文句言ってないで、無視して黙々と仕事してりゃいい。
だから俺のせいで仕事が捗らないのではなくて、自分のせいなんだと早々に気付くべきだ。
気付いても、相手してんのかもしれないけれど。
背中めがけてアイマスクを飛ばし、少し伸びる。けれど頭はボーッとしたままで、寝返りをうち土方の方を向く。

「欲しくて欲しくて堪らないものが例えば、あるとして。んで、もしそれが自分の命と引き換えに手に入れることができるとしたら───土方さんはどうしやす?」

「また山崎の受け売りか?」

この手の質問を呆れる程浴びてきた土方はそう返し大きな溜め息を溢す。
前回はそう。山崎が最近ハマっている恋愛小説からの受け売りだった。
でも、今回は。
純粋な、疑問。
己の欲望を満たすためにいろいろと画策した果て。
自分の中では、一応答えは出ている。だからこそ、土方に聞いてみたかった。

「ちょいと悩んでまして」

「・・・好きな奴でもできたのか?」

「・・・まぁそんなとこでさァ。で、あんたの意見は」

「・・・・・・馬鹿馬鹿しいだろ、そんなの。死んで手に入っても無意味だ。生きてなきゃ見ることも何にも、できやしねぇんだから」

それでも、あんたは。

姉上を手に入れたよね・・・?

二度と、触れたり会話したりすることができなくとも、ずっと傍にいるのだろう。
もう彼女を守る必要はない。だって姉上は遥かに、平和な処にいるのだ。
だから、“自分じゃ守れないから”って姉上の幸せを他人に委ねたあんたを。

姉上は手に入れた。

土方はもう彼女以外誰も愛さない。

花街のおねーさんたちでもなくその辺の土方に好意を寄せている娘たちでもなく、唯一人を胸に刻んで。
─────秩序も何もないからこそ、叶う愛もあるんだ。
ロミオとジュリエットのように。

「やっぱ、あんたはそう思うんですねィ」

「お前は違うのか」

「えぇ」

現実主義者の土方がどう言うかは分かっていた。
姉上だってきっと、土方と同じ考えであろう。
結果的には、沖田の理想と同じようになったけれど。

何をしても手に入らないと分かりきっていて、それでも伸ばした手を引っ込める術をしらない俺は諦めきれなくて。
だからこそ、一縷の望みに全てをかけたけたい。
1%でも可能性があるのなら。

「でもよ、」

「俺の命は近藤さんの物でさァ」

「・・・じゃあ、戯言でしかねぇじゃねーか」

そう。
そこなのだ、問題は。
誰よりも大切なのは近藤で、土方や沖田の中で全ての物事より最優先される。彼のために犠牲になることなんてほんの些細なことなのだ。二人にとって。
だからこそ、“生死をかけた恋”なんてすることできない。

「戯言ですが、なんですかィ?」

「・・・忙しいつっただろ」

「だって、どうしても手に入れたいんです。仕方ねぇでしょう」

「・・・・・・」

手に入れたって、守れる保証はない。
だから、守らなくったって平気なぐらい強い人が好きだ。それでいて、芯の通った純粋な人が。

「・・・お前が結婚してぇ、って言ったら、俺も近藤さんも、どうにかしてお前を此処から出られるようにするよ」

「は、」

脱退は士道不覚悟で切腹。
そう定めたのは土方ではないか。それなのに、俺を逃がすというのは、激しく矛盾している。

「・・・俺は此処から出ていく気なんて、ありやせんよ」

もし、平穏な“今”が終わり、戦乱が訪れようと。
愛した人と一緒になるよりも、近藤の傍にいて、近藤を守ることを望む。
それが、沖田の存在意義。

「・・・じゃあ、俺は一生お前に命狙われるってわけか」

柔らかい口調で呟かれた言葉に顔をあげると、先程より穏和になった背中がおかしそうに小さく震えた。





#20
わびぬれば 今はた同じ 難波なる
みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
バスに揺られ帰ってきました我が家へと。
非現実的な日常が途端に終わりましたからね。
夕方には風呂洗い、洗い物、米研ぎがありますし・・・。
ちょっとだけ、アリスな気分。
不思議の国から帰ってきたアリスは、すんなりと不条理の満ち溢れた現実に溶けこむことができたのでしょうか。
風と雨が凄いですねー。
雨戸を閉めているというのにゴウゴウ騒がしいです。


なので一日中、ゲームして花札して……………を繰り返していました。
いいのかなァ、こんな生活………。
まぁ、一応病人ですしね………。
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