管理人・白野 識月<シラノ シキ>の暴走度90%の日記です。 お越しのさい、コメントしてくださると嬉しいです。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[07/12 愛里]
[06/30 愛里]
[06/29 愛里]
[08/07 kazu]
[07/09 和葉]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
白野 識月
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

空模様も大分和らぎ、桜も花開くのを今かと待ってる今日この頃。
春休みになりやしたァ!!イェイ!!
春休み初日に、私は何してたのでしょ?あ、十一時間睡眠とりました。最近睡眠不足なんですよ。とか言いつつ愛るけ見てます。

それではアリスパロ。春休みだから話をはやくすすめたいです。













ココで問題です。 


一、なんで俺がアリスなんでしょう 


二、なんで土方さんが莵なんてやってんでしょう


わかる訳ないじゃん。俺に。好きでやってる訳じゃないし、それより先に、俺が本当にアリスかどうかさえわからないし。 


謎は謎を呼ぶって、こんな感じなのだろうか。 










眠りの国のアリス 










キィィィと不快な音をたて、先程俺が仰々しく開けた扉が開いた。

「おはようございまー・・・」 

「おはよ」 

途中で言葉をきったメガネ・・・じゃなくて新八に普通に旦那は挨拶を返した。 

悩むのを止め、振り返ると俺を凝視して固まっていた。 

改めて、思い出す。 


(・・・ヤベ・・・洋服) 


問い詰めに来たはずなのに、ふと気が付けば別の事を考えちゃってて、着替える事さえも忘れてた。

「・・・新八ィ~。あんま凝視すんなァ。可哀相だろ?」 

「旦那がこんなの着せるから悪いんだろィ!?」 

「はい。すみません」 

おどけた口調で、とても謝ってるようには聞こえない。 

「そんな謝り方で俺は許しやせんぜ?」 

「あ、あの・・・沖田さん?」 

冷たく笑い言い放つ沖田に、嫌な予感がした新八は慌てて二人の間に入った。 

「なんでィメガネ」 

「・・・似合ってる訳だし、そんなに怒らなくてもいいじゃないですか」 

「そうそう。似合ってるんだから。ね?」 

メガネが、俺の怒りを鎮めようとしてるのはわかる。わかるんだけど、それはあんまりだ。 


(俺は、男なのに・・・) 


男の俺に、ドレスが似合ってる、ってのはないだろう。逆に怒る。 

でも、そこまで俺は餓鬼じゃないから。 

「メガネ、服貸しなせぇ」 

「え?僕、ですか・・・?」 

「あの小娘にこんな姿見せたくねぇですからねィ」 

それ以前に誰にも見せたくないのだけれども。もう二人には見られてるから、せめてチャイナには。 

「・・・そんな事しなくても」 

「へ?」 

がさごそとベッドの下を探り、一つの大きめな白い箱を取り出した。 

「ちゃんと用意してあるから」 

ほら、と投げられ、その箱の蓋を開けると、そこには控えめだけどレースとかがついていて可愛らしい洋服の一式が。見方によっては女物にも見えるけど、こっちはちゃんとズボンだった。 

「最初からコレを出しなせぇ!何考えてるんでィ!」 

「だって見たかったんだもん」 

「だもんじゃありやせん!」 

女物の服なんか、一生着る事はないと思っていたのに。それが旦那のちょっとした悪戯の所為で・・・。 


(まぁ、土方さんに見られないだけ、ましか。) 


「とにかく着替えてきまさァ」 

「・・・ずっとそれでいればいいのに」 

ぎりぎり耳に届いた台詞を聞き流し、チャイナ娘に見られないよう足早に部屋へと戻った。 




* 




「着替えなきゃよかったのにねぇ・・・」 

朝食の時間になり、不慣れなナイフとフォークを使い食べているとボソリと旦那が呟いた。 

「なんか言いやしたか?旦那ァ」 

「別に」 

「何か・・・ありまして?」 

二人の会話に、神楽が不思議そうに首を傾げている。何も知らないだけに、余計にタチが悪い。 

不穏な空気を取り払うように明るい口調で新八は言った。 

「別に何も・・・。ね?銀さん」 

「そうそう。なぁんにも」 

「・・・?」 

どことなくぎこちない銀時の態度に、神楽はまたも首を傾げたが、それ以上は追求しなかった。 

砂糖がたっぷり入った紅茶を一度置き、銀時は頬杖をつき言った。

「さァて・・・そろそろ莵さんを探しますか」

PR
この記事にコメントする
+Name+
+Title+
+Mail+
+URL+
+Comment+
+Pass+
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[133] [132] [131] [130] [129] [128] [127] [126] [125] [124] [123]

Copyright c kagerou。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By Mako's / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]