こんばんは~。しょうが焼きのタレ溢して滑って転びそうになった識月です。アレ、溢した所を避けようと大股で行ったら見事踏みまして。痛くもないのにイタッと叫んでしまいました。・・・それで母に「腰気を付けてよ~。ぎっくり腰とかなんないでね」と言われました。
私、そんな年じゃないよ!!まだピチピチ(・・・)よ!
今週号、立ち読みしました~。銀魂だけ。(しかも昨日)
・伊東さんの眼は鬼畜な眼だった
・近藤さんと土方さんの真面目な会話がかっこいいけれどすれちがい気味でもどかしい
・何あの修学旅行のノリ!?拷問じゃないじゃん!
・沖田さんが可愛かった。ジュース飲んでるとこ
・最後のドSコンビのコマなんて堪らない!!
・・・今週号読んで改めて思いました。
沖田がいじめるのは土方しかいないと!!
それ以外誰が土方をいじめよう(オイオイ)。誰を沖田がいじめよう。
伊東さんもいいけどやっぱこの二人ですよ。
「麻薬の・・・密売?」
滅多に聞けない神楽の切羽詰まった声に、金時はうつらうつらとしていた意識を一気に耳へと向けた。
「・・・それで?潜入捜査にでも来るのかしら?」
が、次に耳に届いた声はいつも通りの声で。
「・・・ガサ入れ?わかったわ」
カシャンと今時珍しいダイヤル式の電話を切り、勢いよく振り返った神楽と目が合った。
起きていたのか、と驚いたらしく一瞬目を見開いたがすぐにいつもの人を小馬鹿にしたような目付きに戻った。
「電話誰?密売だって?」
「新八ヨ。容疑がかかってるから――――って。金ちゃんじゃないアルカ?タレコミしたの」
悪戯っぽく笑う神楽にコイツ本当に疑ってんじゃねェの、とか思い苦笑した。
「ンな訳ねェだろ。こんな楽に金入るトコ、サツに言わねぇよ」
「どうだか」
滑らかな曲線を描く素足を金時に向け、カウンターに置いてあるキャンディーの包みを一つ取った。
あ、ソレ俺のなのに。
溜め息を飲み込み、白い足を真っ赤なハイヒールに食わせる。
「ま、金ちゃんは堂々としてるヨロシ」
お気に召したのかキャンディーを籠ごと持ち、神楽は自室へと向かった。
夜光の裏側
「土方さん、俺今日非番なんで嫌。近藤さーん、コレインクでねぇや。其処に転がってるマッキー取ってくだせェ」
「ンなのは分かってんだよ。俺だって今日は非番なんだから。でもな、九時から螢の墓がやんだよ。アレは見逃せねェ。近藤さーん、コレもインクでねぇ。其処に立ててあるマッキー取ってくれ」
キュッキュッと室内に響いていた音が一度止んだが、その部屋には未だにインクの臭いが残っている。
二人は向かい、一つの紙を一心不乱に黒く塗り潰しながら仕事の話をしているようだ。
「喧嘩すんなって。二人仲良く行けばいいのによォ・・・。ほら、マッキー」
「嫌でさァ。こんな泣き虫ヤローと。だからアンタが行けよ土方。・・・あ、はみ出た」
「泣き虫じゃねぇよ!てめぇが行けばいいだろ。・・・あ、やっべ塗るトコ間違った」
「ちょっ・・・それ町中にはるポスターだから丁寧にやってくれよ、二人共」
椅子から立ち上がり、近藤は二人の傍まで歩み寄った。そして、二人のポスターを見比べるように目の前に紙を持つ。少し眉を潜めたが、遠くから見りゃバレないだろ、と紙をテーブルの上に戻した。
「・・・まぁ、平気だろ、こんぐらいなら」
OKが出たことだし、じゃ、と沖田は立ち上がり上着を肩にかけた。
「兎に角土方さんが行ってきてくだせぇ。俺ァこれからデートなんで」
「ンな訳ねぇだろ。一週間前に別れたろ」
スパーと紫煙を吐き、灰皿にフィルターぎりぎりまで吸った煙草を擦り付け、土方も立ち上がった。
「・・・何でアンタが知ってるんで?」
「・・・よ~し、仕事行くぞ、総悟」
誤魔化すような明るい口調に沖田は土方を一瞥し、クルッと振り返った。
「近藤さん、螢の墓撮っといてくだせぇよ」
「あと、ティッシュ一箱頼むわ。帰ってきたら見っから」
おう、と近藤はニッコリと笑った。
「気を付けろよ。トシ、総悟」
「ヘイ、行ってきやす」
「行ってくる」
覆面パトカーを数台先導している黒いセダンの運転席に沖田は座っていた。助手席に渋々土方を乗せて。
「で、何すんで?」
「おまっ・・・それ知らないで来てんのかよ」
「えぇ」
前を向いたまま真顔で告げる沖田に呆れつつも説明する。
「とあるホストクラブの経営者がな、女のクセに中々凄腕でな。・・・で、その女の店で麻薬の密売が行われてるっつうタレコミがあってよ」
「・・・デマなんじゃ?妬んでるヤツが流した」
何故だか沖田にはそんな気がした。まぁ“気”だけじゃ警察はやってけないし、そこまで強くは言わないが。
「珍しいな、お前がそんな事言うなんざ。・・・知り合いか?」
「さァ?店の名前さえ知らねぇのに知り合いかなんざわかりやせん」
土方は暫く沖田の横顔を観察するように眺めていたが、やがてフッと意地悪く笑い煙草を銜えた。
「ま、相手が誰だろうと情けはかけねぇ。それが俺らの仕事だろ?」
「・・・その台詞、なんかおかしいですぜ」
なんか自分達が裏世界の人間になったような、そんな気にさせる言い方だ。堪えきれず噴き出してしまった。
「そうか?本当の事だろ」
笑われ居心地悪そうな土方に口の中で、まぁそうだけど。と答え、アクセルを少し強めに踏んだ。
多分続きます。
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