管理人・白野 識月<シラノ シキ>の暴走度90%の日記です。 お越しのさい、コメントしてくださると嬉しいです。
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のだめアニメ見ました!土方さんや~!確か関西弁じゃありませんでした?
というか、のだめの千秋が土方に見えて仕方ない識月です。
漫画はですね、いま、とりあえずキリがいいところまで下書きは終わりました。枠線だけならなぞり終えましたが。表紙いれて10Pでしょうか?どうも一話完結は如何様にしても無理らしいです。
最近、宗次郎熱、再びです。るろ剣で好きなキャラベスト3は、1宗次郎、2師匠、3剣心、巴です。って3位二人・・・。
ししお(漢字忘れました)は、個人的に嫌いですが(同情はしますが)、宗次郎とセットだと話は別。結構好きになれるのですよ。今度かこうかしら。

それでは、今日も漫画ネタシリーズです。










「私だけの・・・・・・睦流」

ずっと、傍に居てくれるよね?

頭の中で遠い日が鮮明に、蘇る。

蝉の身を削るような叫び声、萎んだ彼岸花。夏の終わりに交わした約束事。

覚えているのは、彼女が残した最後の言葉だったからか。

ねぇ、ずっと―――――

そんなの無理だよ。

と言えなかったのは彼女の眼が真剣だったから。優しい目をしているのに、有無を言わせぬ力強さがあった。

「わかった。絶対、ずっと一緒にいるよ」

そう言ったときの和香の笑みが、眩しかった。

「     」

最後に彼女は俺の顔を両手で包んで妖しげな微笑を浮かべた。

「夢・・・・・?」

先程までの夏の日は一変し、目に映るは自室の天井。肌で感じる冬の冷たさ。

頭をうめつくす、先刻視た夢。

記憶通りではなく、最後の部分が脚色されていた。最後に彼女は何を告げた?

「睦流」

障子越しに、声がかかった。老人のものとは思えぬ、よく通る声。

「・・・お祖父様」

返事をすると、すす、と無音で障子が開いた。

「今日は―――蓮の花が見事に咲き誇っている。・・・和香が好きだった蓮が」

その視線の先を見やると、言葉の通り蓮が花弁を広げている。ここ数年、咲きもしなかったのに、狂い咲いた。

その時、頭の中で和香の声が響いた。

離さないからね

忘れる事も許さないわ

ずっとあなたと私は一緒に――――――

日毎、病んでいった彼女。何よりも孤独を嫌い、“永遠”にしがみついていた。

俺との、永遠に。

 

叶わない夢が、咲いた。



何故、最近創作するとシリアスに走るのか。そんな気分なのかしら?
幸せは、そのひとによって違うよね、という話です。・・・本当かな?

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